便座をDIYで自分で取り付けませんか。思いのほか簡単にできます。古くなったウォシュレットを最新式に変えることも同様にできます。
まず、交換する便座とはどの部分かと言うと「座る部分」のみです。下の写真は、交換する便座を外した状態です。
この外した便座を好きなタイプの便座と交換します。安いもので1万円台からあります。

賃貸にお住まいの方は、家主にご相談いただく必要があります。URは申請のみで可能なようです。
どんな種類を選ぶか!
大きく分けると(ウォシュレット(温水洗浄便座)限定で書いています)
- シャワートイレの構造は2種類貯湯式と瞬間式(連続出湯式、省エネ温水シャワー)
- タッチパネルが壁掛けか便座一体型。壁かけタイプは、壁に取付穴が必要。壁がコンクリートの場合、工事が大変。電池で動作のため単3電池など別途必要になります)
賃貸にお住まいで便座交換可能なお部屋にお住まい(引っ越し時に戻せば家主の了解不要ですね)ならタッチパネル一体型が便利(壁に穴開けたくないですよね)
以下は便利機能になりますが、あると助かります。
- 便座カバー(蓋)が自動開閉。
- 自動洗浄(立ち上がると5秒、10秒後に自動フラッシュ。時間の設定可能)
- ノズル洗浄機能の有無
- 脱臭機能・シャワーの強弱や前後の移動
※ご注意 ここでの交換紹介例は、一般的な背面に貯水タンクのあるトイレユニットになります。タンクレスは、本体と便座が一体になっていることがあり交換対象でない場合があります。
私が実践したのは、パナソニックのCH931SPF(パステルアイボリー)です。

パナソニック CH931SPF(後継機含む)とは言えほとんどどの機種も同じです。
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必要な工具は、ドライバー(プラスとマイナス)、モンキーレンチ、スパナ(スパナはサイズが固定されたモンキーレンチみたいな感じ)もあると便利ですが、5、6本束で売られていることが多くなくてもいいかもです。水が漏れた時に拭くタオルのようなもの。(機種によっては工具が含まれているものもあるようです。)
工具についての豆知識 スパナとモンキーレンチの違いは、ネジを回す部分の幅が固定か可変かが大きく違います。ただ、可変式のモンキーレンチは、締め付けの堅いネジなどを緩めたり強く締めようとするとき幅の部分がぐらついたり緩んだりすることがあります。その点、スパナはその心配がありませんが、ネジの幅ごとの本数が必要になります。

最初に確認しよう
まず、便座を固定しているネジを確認します。
便座は、陶器の便器の下に大きなネジ2ケで固定されています。このネジは、ボルトのような形状でプラスティックで出来てます。 (下から覗いてプラスチックの大きなネジがないタイプは、「
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上記は、便器の手前右側の下から見ています。
長年締め付けられているこのネジは、手で外せるほど緩くありませんが、締め付ける時は手で行います。外すときは、モンキーレンチが必要になりますが力で外せます。
とはいえ、女性でも問題なく外せますので、トライしましょう。(他機種でも同様なイメージで交換できますが、タンクレスは不明です。)。
次に給水栓の確認です。

便器の左右のどちらかの位置に上記のような水栓にホースがつながっていることが確認できると思います。これを外して下図のように取水のための分岐栓をつけます。

元々の給水栓はこれまで通りタンクへ、取り付けた分岐栓は洗浄用のシャワーのため便座につながります。(取説にはシールテープや水漏れ(補修)テープは必須でないように説明が書いてなかったりしてますが、個人的には使用をお勧めします。ホームセンターで数百円程度で売っています。上記での使用部分はつなぎ目の白い部分がそのテープです)
水栓のトップに水を止める黒いネジが見えます(上図の場合)。水栓の形状は異なることがありますが、金属などのネジがあると思います。(マイナス・ドライバー対応のネジ)
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交換作業開始!今ついている便座を外す
今ある便座を外します。タンク側の跳ね上げ部分の付け根にあるネジ。下から見るとわかります。その部分の出っ張りをモンキーレンチで外します。 (ネジの部分です。プラスチックでできています。ギザギザがあって滑りにくい構造です。手で外れるような緩い締め付けではありませんでした。)

普通、ネジを緩める時は、「の」の字の反対(反時計回り)に回すのですが、便器を外すときは、ボルトのナット側を外すので「の」の字の方向(時計回り)に動かします。
ネジは、ドライバーを当てるネジの頭から見て、時計回り、反時計回りに回しますが、ボルトのナット側(下側)から見ると逆の動きになります。
これに気づかなかった私は、2、30分格闘してました。

これが外したネジです。すべてプラスティックで出来ています。新しい便座を取り付けるときにまた使用します。
便座が外れたら、水回り
便座が外れたら、次は、水回りです。
まず、便器わきの止水弁(トップの黒いプラスティック部分)をマイナスドライバーで止めます。止水栓がなければ、元栓を止めます(これを止めると、トイレだけでなくキッチンのお水もすべて止まります)。

次いでタンク内の水を空にします(何度か流せばカラになります)。
モンキーレンチで止水栓から出ている給水ホースのねじを外します。この時ホース内に残っている水が逆流します、水受け(洗面器など)とタオルなど用意してください。
止水栓に分岐金具をつける時、タンク内の水が逆流するのを防ぐためです。
そして、新しい分岐金具を取り付けます。取説によるとパッキンだけで取り付けが完了しますが、私は、心配性なのでシールテープや水漏れ(補修)テープを数周巻きます。(水の伝い漏れを防ぐ意味で巻きます。通常、2、3周ぐらいと思います。一度締め付けて外した時(やり直した時)は、巻きなおしましょう)このシールテープ、ホームセンターで実売、100~200円程度。


分岐を取り付けている所です。下に向いているホースは、シャワー用に便座に向かいます。左側のホースは、貯水タンク用です。
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いよいよ、本体取り付け
分岐栓を取り付けたら、いよいよ本体取り付けです。便座を取り付けるための本体固定板というプラスティック板を2本のプラスティック製のネジで固定します。このネジは、外すときはモンキーレンチを使用しましたが、取り付けは手で行います。道具を使わなくても固定できます。


この固定板に便座本体をスライドしてカチと言うまで押し込みます。簡単に固定できます。
次いで、分岐栓からの給水ホースを便座本体に取り付けます。この部分は、ガス栓とりつけのように押し込むだけです。その後、外れないように固定器具をつけます。

最後に、電源とアースをつけます。感電防止のためにつけるよう書いてあるのでつけましょう。

アースは、ネジに巻き付けるタイプと穴に差し込むタイプがあります。ネジのタイプは、緩めて巻き付けるだけです。アース線は、金属部分が出た状態で販売されていますので処理が楽です。穴に差し込むタイプは、軽く引っ張っても抜けないことを確認してください。
止水弁を緩めてタンクに水を注入させてください。
水漏れがないことを確認してくださいね。

ノズルが出て水が出れば完了です。実際に座ってもいいですが、取説にはビニールを上図のように挟んで便座を押した状態(人が座っていることを感知しないと動作しないため)でシャワーボタンを押します。(機種によって便座に着圧センサーがあって人が座っていることを検知するタイプや光の遮断や赤外線で感知するタイプがあり、その条件を満たさないとボタンを押してもシャワーは動作しません。取説にコウすれば・・と書いてあるはずです。)
以上で完了です。所要時間は、1時間でしたが最初に2、30分便座を外すのに手間取ったので実際、30分少々で完了できると思います。
普通、業者に取り付けてもらうと1万円程度は工賃でとられるのでDIYでやってみましょう。
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